新年度令和5年度が始まりました。我々物流にとってはいよいよ勝負の年が始まります。
2023年4月からの時間外割増運賃60時間超が、1.2倍から1.5倍へと変更になるからです。
以前にも書きましたが、来月の社員さんへの給与でその答えが出ます。
支払えない会社に果たして従業員が残るのでしょうか?
これまで時間外削減と、顧客への料金転換を進める準備をして来た企業にとっては、
特段大きな問題は無いかと思いますが、果たして結果はいかに。

年度末の国会では物流の2024年問題について、活発な意見交換が与野党問わずなされました。
「このままでは運べなくなる」「賃上げの対策」「チェック機能」等々。
自分たちで作った法律が施行されるにあたり、何をいまさら騒いでいるのかと言う気もしますが。
現実問題として目の前に混乱が予想されるのは残念ですが火を見るより明らかです。

ここで問題なのが、マスコミ等で物流=宅配と言った取り上げられ方をされることです。
一般消費者においては確かに関心ごとは、身近な宅配が滞ることかもしれません。
ただ問題の本質は「企業間輸送が滞ること」です。この点について取り上げられる事は殆どありません。

現在荷主企業による物流協力事業者の取り合い・囲い込みが起こっています。
他方で物流事業者間でのドライバーの取り合いも起こっています。

神奈川県トラック協会では「当たり前を止めるな」と言うキャッチコピーのもと広報活動を進めてきました。
いよいよ本当の「物流クライシス」が始まります。当たり前が当たり前でなくなります。

弊社は今後も「運ぶを支える」企業として、物流クライシスに答えを出していきます。
神奈川県内の物流不動産を活用した保管・入出庫で、迅速な輸配送業務を豊富な輸送力と物流品質で、
全国対応可能な強固な物流事業者ネットワークを駆使して。
是非ご相談ください。そして出来ればお早めにご相談ください。

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